Kota Saito

Interview

粘り強さでは誰にも負けない。
持ち味を活かして新規ビジネスを創造

[総合職]

斉藤 康太
本店営業本部 化成品部
スペシャリティマテリアル室
入社3年目
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3歳から大学生までサッカーを続け、そこで培った「タフ」さが持ち味。
人間的な魅力だけでなく、風通しがよく、若いうちからビジネスを作って行ける環境に惹かれて入社。競争相手には絶対に負けたくないという強い気概で仕事に挑んでいる。

ものを動かすだけが仕事じゃない
専門的な見地やグループの情報網で得られた情報も大きな武器

私の所属しているスペシャリティマテリアル室は、名前を聞くと一体何をやっているところなのだろう?と思う方は多いでしょう。扱っているのは主に添加剤といわれる化学品です。末端製品を製造する際、さまざまな機能を持たせるために欠かせないもので、フィルムやレンズ等私たちの身近にある製品や、最先端の製品にも数多く使われています。

具体的な業務としては、国内販売や輸出入、三国間貿易を行っていますが、商社はお客様の要望に合わせて製品をお届けすることだけが仕事ではありません。

他にも製品の原料市況についての予想や見込み、世界におけるトレードフローの作成など、三井物産グループの情報網を駆使し、世界規模で製品の分析を行います。その情報を元にお客様の売上に貢献できるような提案を行ったり、時にはお客様向けに勉強会を開催することもあります。現在は世界的にものが不足していて価格の高騰が続いています。お客様にただ値上げを依頼するだけではなく、その背景や理由を論理的に伝え、正直で妥協のない取り組みが重要になってきます。そこには、日々のレスポンスの速さや曖昧なことを伝えないなど、「当たり前」の日々の積み重ねから得る「信頼感」も非常に重要になってきます。お願いしにくい価格交渉も、お客様との関係づくりを第一に、あきらめずに進めることを心がけていますが、値上げした際にも引き続き契約を継続して下さった際には、理解と信頼をいただけたのだな、とても嬉しくなります。

競合他社にも負けないあきらめない姿勢で挑戦していく

当社は、年次に関係なく若いうちから大きなビジネスを作れることが魅力でもあり、それが自分自身のやりがいにも繋がっていると思います。最近も競合他社との競争を勝ち抜いて一つの成果を出すことができました。

私が担当する大手メーカーが、ある製品を輸入する際に商社を4社の中から1社選定するというコンペティションが行われ、この企画に挑むことになりました。約半年間に及ぶ資料作成・プレゼンが始まりました。説得力のあるプレゼンを行うため、製品の5年後の需給バランス予測表を作成したり、世界中の通関統計を確認し、その商品の流れが一目で分かる世界地図を作ったりしたことは特に大変でした。上司や先輩にもサポート頂きながら何度も資料を作り直し、毎日無我夢中で準備に取り組み、気が付けば帰宅時間という日々でしたが、契約を取りたいという強い想いで突き進んでいく毎日はとても充実していました。

結果的に2度のプレゼンを勝ち抜き、当社を選んでいただきました。当社は、その製品だけではなく幅広い原料も扱っているからこそ様々な情報を提供・提案できること、三井物産グローバルチェーンや、過去の販売実績もあった点が大きなポイントになりました。契約獲得後も納入に向けてのスキーム作りに奔走し、すべてを0から作り上げていきましたが、今では毎月約2,000万円以上の売上を生むような大きなビジネスに成長しました。

この契約は自分一人ではなく、上司や先輩方とのOne-teamで勝ち取ったものだと思っています。上司からは「ちゃんとやっていると報われるんだよ」と声をかけていただき、「誠心誠意取り組み、頑張って良かった」と自分がやり遂げたことの大きさに、達成感と喜びを感じました。

自分なりの考え方で、何事にもトライする

仕事をしていく上では、商売を守ることと増やしていくことの両輪が必要になります。その為にはお客様からの信頼を得ることは非常に重要なことですし、信頼感があるからこそ、新規ビジネスを作っていくことができると考えています。

商社は特定の商品を持たないからこそ、縛られずに多種多様な提案が出来たり勝負できることが面白い所ですが、自分自身が見られ仕事の中身が問われます。そのため、相手がどのような情報を必要としているのか、どのようなアプローチが一番効果的なのか、常にさまざまなことを考えながら日々関係性を深めることを心掛けています。新規のビジネスを作るには時間も要するため、短期間で沢山作れるものではないですが、時間をかけた分達成感もひとしおです。私の武器は、粘り強さと柔軟性があるところだと思っていますので、この強みを生かし、今後は「1年に2つの新規ビジネスを作る」という高い目標を掲げて頑張りたいです。そして、コロナ禍のもとでは直接お客様にお会いすることが出来なかったため、今後は国内・海外共に実際に足を運び、お客様と更に深い信頼関係を構築していきたいと思います。

涙が、商売の母だ。
失敗、失敗、失敗、成功。それでいい。
社員それぞれのストーリーがここに。

Job & Person